皆様、お疲れ様です。
今回は私の好きな映画、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」について感想を書かせて頂きます。
タイトルは、手榴弾を返された敵の台詞の字幕より引用しました。
例によってネタバレしていきます。
監督はクリス・ナオン、製作・脚本はリュック・ベッソン、主演のリュウ捜査官はジェット・リー、リュウと心を通わせる娼婦ジェシカ役はブリジット・フォンダ、悪役リチャード警部にはチェッキー・カリョですね。
リチャード警部は初登場シーンから、男をボコボコにしてるわ、最後は部下に始末させるわで、マトモな感じがしませんね。
いきなり銃を預かるとか言いますし。
「ようこそパリへ、ジョニー(リュウにつけたあだ名)」って言ってる表情が不気味です。
リチャードがリュウに罪を着せようとした、麻薬取引のホテルでのアクションシーンから良い感じですね。
落下しながら手榴弾を投げ返すシーン、洗濯室❓で向かってくる相手を蹴散らすシーン、相手の額にビリヤードの球を蹴りで当てるシーン、どれも痺れます。
リチャード警部が犯行に及んだ時にまだ1台カメラが回っていて、それをリュウに取られたと知った時の、叫びながら部下に頭突きを喰らわすシーンはイカレた感じがよくでてます。
リュウが車の下に張り付いて難を逃れるシーンは良いアイデアなのではないでしょうか。
中盤、リュウを匿ってくれてたタイの店に確かルポという手下が、ジェシカが仕事をサボってると難癖をつけてくるシーン。
あそこでルポが2回ジェシカを殴ったところでリュウが口を挟みます。
あのシーンはリュウが我慢してるのが伝わってきますね。
ルポは更に殴ろうとしますが、すかさずリュウにとめられ数発でノックアウト。
その後は凄い筋肉の黒人さんが出てきて、いいファイトを見せてくれます。
リュウの拳が首に当たってから、徐々にリュウが優勢になっていきましたね。
その後タイは殺されてしまいますが、すぐリュウが仇を取ります。
そしてジェシカの娘イザベルのいる孤児院❓に行ったら待ち伏せされてたり、ジェシカが撃たれたりするわけですが…。
チャイニーズマジックと言ってリュウがジェシカの手錠を軽く外すシーン、結構好きですね。
あとジェット・リーとブリジット・フォンダが並んで歩くと、身長差が分かりますよね。
それでもこのシーンを撮ったジェット・リーが私は好きです。
(余談ですが、私の身長は164㎝です。なので自分と同じ位の身長でアクション出来る俳優さん割と好きなんですよね。勝手に親近感もってます)
終盤敵のアジトへ行ってからの道場❓の無双シーンは圧巻ですね。
少しブルース・リーを意識している気がします。
最後の後退しながら3人の攻撃を防いでいくアクションシーンは、凄すぎますね。
そしてクライマックスは双子との対決ですね。
双子の一人を演じているのはシリル・ラファエリなので(アルティメットの俳優さんです)見応えがありました。
前半は双子のコンビネーションに苦戦するリュウでしたが、挑発仕返したり、机の足だかを活用して徐々に相手のテンポを崩していきます。
後半、リュウがフェイントを混ぜながら攻撃を当てていくシーンは動きがかなり速いですね。
双子の片方が事切れてからは、多少攻防があるものの、もう一人も最後は蹴りで決めます。
リチャード警部はお決まりのイザベル人質パターンをとり、「一歩でも動いたらこの子を撃つ」と言いますが、結局はリュウを撃ちます。
しかし彼は怯まず、首の後ろにある「禁じられたツボ」に針を刺します。
そのツボの名前が、この映画のタイトルになっていますね。
何故リュウが撃たれても平気だったのか謎ですが、ともかくイザベルも取り戻しジェシカの病院へ。
この時のジェシカの感謝と安堵の表情、リュウのイザベルの方へ視線を送る仕草と最後の笑顔、私はとても好きですね。
この映画でジェット・リーはあまり笑わないので、余計に際立ちます。
他の方も言ってましたが、ハリウッドへ行ってからのジェット・リーの映画の中ではアクションの完成度が高く、彼の良さが出てる作品だと思います。
香港アクション好きな方は、楽しめるはずですよ。
ジェット・リーは大分前に甲状腺の病気にかかって、簡単な運動もままならないという話しでしたが、その後はどうしてるのでしょう?
回復されてると良いのですが。
アマゾンのリンクを貼らせて頂きますね。
ここまで付き合ってくれた方、本当にありがとうございます!
はてなスターつけてくれている方々、ありがとうございます!
それでは、日本からぼったくり被害が減ることを願って、また!