ぼったくりに負けない

be water myfriend by李小龍

スタントマンはNOと言わない

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読んでくださりありがとうございます。
皆様、本日もお疲れ様でした🙂
今回は、先日横浜ブルク13で鑑賞した映画「ライド・オン」について感想を書かせて頂きます🎬
タイトルは、主役のルオの台詞より取りました。

ネタバレしていきますので、未見の方はご注意下さい


監督はラリー・ヤン、ルオにはジャッキー・チェン、ルオの娘シャオバオにはリウ・ハオツオ、シャオバオの恋人ルーにはグオ・チーリン、他にはアンディ・オンやウー・ジンも出演しています。


ルオはかつては香港映画界で名のしれたスタントマンでしたが、今は一線を退き愛馬のチートゥと共に地味な仕事にいそしむ日々。
彼は借金があるらしく、取り立て屋にも追われながら、なんとか暮らしている状態です。
そこへ、債務トラブルかなにかでチートゥが別の馬主の手にわたりそうになります。
チートゥが仔馬のときから世話をしているルオは当然抵抗しますが、法律の知識に疎い彼は有効な手段が見つからず。
疎遠になっていた法学部の娘シャオバオを頼ります。
色々あって音信不通だったためか、シャオバオは最初はルオを拒絶😥
ルオは途方に暮れますが…。

亡くなった母親の言葉を思い出したシャオバオは、ルオを訪ねます。
ぎこちないながらも、徐々に父娘らしさを取り戻していく2人。
更に、ルオとチートゥに映画出演の話が舞い込み…❗

撮影当日、ルオは勇んで現場に臨みます。
しかし、大勢のエキストラに囲まれる役にチートゥが驚いてうまく演技ができません。
監督からは交代を告げられ、ルオは肩を落とします。
それを見ていたシャオバオは、チートゥを励まします。
すると、やる気になったチートゥが小道具の帽子をくわえてルオに渡します。
そこからはなかなか圧巻のシーンでした😀
チートゥもしっかり戦ってくれて、ルオは喜びます🙂

再びスタントを始めたルオですが、徐々に危険な役が増えてきます。
助走(最低30メートルは必要だとか)が足りないのに、チートゥと跳ぶ役をやったり。
チートゥに爆風の中を走らせたり。
シャオバオは「チートゥに無理をさせないで」と諌めますが、ルオは「スタントマン精神だ」と言って聞きません。
その間にも、シャオバオの恋人ルーの家族との会食があったり、チートゥの権利を巡っての相手方との訴訟❓が続いたり。

会食のあとで、シャオバオとルオはちょっとした言い合いからまたぶつかってしまい、喧嘩状態に。
更にルオの愛弟子が撮影中に大怪我を負ったり、ルオ自身も撮影中に落馬したりと色々続きます。

シャオバオは子供の頃、自分とルオが会った時の映像を彼が保管していて、寂しくなった時ルオはいつもそれを見ていたことを知り涙ぐみます。
(ルオと母親は彼女が1歳の時に離婚しています)
彼は落馬してから入院しますが、そこで見舞いに来たシャオバオに「危険な仕事はやめる」と宣言します。

そして数日後のある日、ルオはウー・ジン演じるスターのユェンに「スタントマンに敬意を表する映画を作るから、兄貴に出てほしい」というオファーを受け、結局やることにします。
それを知ったシャオバオは呆れて出ていこうとしますが、ルオは記事タイトルの台詞を言います。

そして撮影当日、スタントはCGでやったように見えるから実際に跳ばなくていいと言われたルオは「俺は昔のやり方でやる。でなければ出ない」と。
監督とユェンは渋い顔をしますが、ルオは譲らず。
ルオはチートゥを走らせますが、シャオバオに言われた言葉や、チートゥと会った時の記憶が蘇ります。

チートゥは生まれつき脚が曲がっていて、肺も弱く安楽死させられそうなところを、ルオが引き取ったのです。
脚も矯正し、普通に走れるようになったチートゥ。

チートゥは今の危険なスタントを望んでいるのか❓という事に急に気付いたルオは、跳ぶのを止めて振り落とされます❗
特に怪我はしませんでしたが。
そして、ユェンに「悪いが、このスタントは出来ない。まさか自分からノーと言うなんて」と告げます。

スタントは辞めたルオでしたが、チートゥの権利問題訴訟には負けてしまいます😥
シャオバオの恋人ルーは相手方のトップの人情に訴えますが、部下に止められます。
そして、チートゥを引き渡す当日がやってきてしまいました。
書類にサインし、ルオ達はチートゥをおいて車を出します。
チートゥは状況を察して、周りの人を振り切って車を追いかけます❗
沼地にはまって何度も倒れますが、その度に起き上がり、ルオ達を追うチートゥ𓃗
このシーンは言葉で説明するのが難しいんですが、私はうるっときました🥲
ルオは泣きながらわざと「なぜ追ってきた❗お前なんかいらない❗」と言い、車を出します。
チートゥはもう追ってはきませんでした…。

後日、抜け殻のようになったルオを見かねてシャオバオは馬主のところへ直談判しにいきます。
そしてあっさり無事に戻ってきたチートゥ𓃗
ルオは冒頭のシーンのようにチートゥに起こされ「もうどこにも行くな」とハグしてました🙂
馬主は「君が来なくても、チートゥを返すつもりだった
何も食べずに死のうとしたんだ。馬をわかってるつもりだったが、生存本能にも抗う決意を初めて見たよ」と言います。
このくだりは、三国志の関羽の愛馬赤兎のエピソードが元になってるでしょうね。
赤兎は呂布が董卓からもらって以降、彼の馬でしたが、呂布の死後は曹操が関羽に与えます。
関羽と共に数多の戦場を駆けたあと、彼が呉に敗れて処断されて、赤兎は呉が所有します。
しかし赤兎は、関羽の死後餌を食べなくなり死んだという話があるんですよ。 
そういえば、チートゥの漢字表記は赤兎だったような🙂


本編中にルオがやったスタントとして、ジャッキーの過去作の映像が流れるシーンがあるんですよね😀
ジャッキーへのリスペクトが感じられます🙂
おなじみのコミカルアクションは少ないながらも健在で、借金取りの一味との戦いでは明るい雰囲気がありますね💪
エンドロールでのNGシーンもお約束😁
シャオバオを演じたリウ・ハオツオは可愛らしい人ですね🙂
ジャッキーは大先輩だったでしょうが、うまいこと絆を取り戻していく父娘を演じていたのではないでしょうか😀
ウー・ジンがアクションをやらないのは、寂しかったですがね。

何にせよ、ジャッキーと香港映画のスタントマンへの敬意を感じられる作品になっているのは確かです🫡
その手の映画好きには、外せない1本なのではないでしょうか❓

映画館で撮りました😀



ポストカードももらいました😁



ここまで付き合ってくれた方、ありがとうございます!
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それでは、日本からぼったくり被害が減ることを願って、また!


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