フランス、陸軍、ジョゼフィーヌ - ぼったくりに負けない

読んでくださりありがとうございます。
皆様、本日もお疲れ様でした🙂
今回は、先日TOHOシネマズ上大岡で鑑賞した映画「ナポレオン」について感想を書かせて頂きます。
タイトルはラスト近くのナポレオンの臨終の言葉からです。

※ネタバレしていきますので、未見の方はご注意下さい。

監督はリドリー・スコット、ナポレオンにはホアキン・フェニックス、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌにはバネッサ・カービーですね。

冒頭、マリー・アントワネットが処刑されるシーンから始まります。
彼女は断頭台に送られるのですが、首の切断シーンまでバッチリ映してました💧
流石リドリー監督‥。

それからナポレオンがまだ将校時代の戦いが描かれ、後の妻ジョゼフィーヌとの出会いや、最終的に２度目の島流しを喰らってセントヘレナ島で最期を迎えるまでのストーリーが展開されていきます。

戦争では卓越した戦術を発揮するナポレオンですが、ジョゼフィーヌとの間には子供ができず、跡継ぎを生みたい為に苦悩していく様はよく描かれています。　
そしてとうとうジョゼフィーヌとの婚姻を解消するのですが、この時のカンペを読むのに耐えられなくなり、途中で口ごもるジョゼフィーヌが不憫です😥
ナポレオンはジョゼフィーヌとは離婚したあとも、何度か訪ねたりしています。
少なくともこの映画の中では、彼はジョゼフィーヌを愛していたといえるでしょう。

１度目の島流しをくらった時に、ロシア皇帝がジョゼフィーヌを訪問したのを知って、憤慨するナポレオン。
この時の彼の、新聞❓を机に何度も叩きつけるシーンは心情をよく表してるのではないでしょうか。

最初の島流しは確かエルバ島だったと思いますが、ナポレオンは１度本土に戻ってくるんですよね。
そしてナポレオンを良しとしない連合軍と一戦交えるんですが、この時の彼は昔のような卓越した戦術を発揮できず、精彩を欠いています。

その後２度目の島流しを喰らって、セントヘレナ島で最期を迎えるナポレオン。
字幕で、最期の言葉は「フランス、陸軍、ジョゼフィーヌ」だったと語られます。

戦争シーンは本当に壮大で、圧巻でしたね。
大砲を撃つシーンなど、きちんと近くの人は耳をふさいだりしていました。
ナポレオンが戦術に優れていたのも、うまく描かれています。
一方戴冠式では王冠を自分で戴冠するという、傲慢な行為も平気でやったりしていました。
あくまで私の意見ですが、ホアキンは全体的にいい演技をしていたと思いますが、アカデミー主演男優賞を受賞したジョーカーと比べると何か物足りない感じが拭えません。

ジョゼフィーヌを演じたバネッサ・カービーも、運命に翻弄される感じが表情によく出てました。
あの時代は子供を授かれないと栄光を妨げているとまで言われる理不尽さを、受け入れるのは容易ではなかったのではないでしょうか。
バネッサ・カービーは目力というか、特徴のある瞳をしてますよね。
彼女が演じるジョゼフィーヌももちろん良かったですが、なんかもう一つインパクトが欲しい気もしました。
ナポレオンが最後に訪ねたときはもう、彼女は亡くなっているのですが、その時娘さんがいるような描写が‥。　
誰かとの子でしょうか❓私の理解が追いつきません😅

足りないばかり言ってますが、リドリー監督は重厚な作品作りをする人だと思うので、壮大な歴史スペクタクルとしては充分すぎる完成度です🙂
冬の戦場の恐ろしさも垣間見れましたし。
ただ私が、ホアキンとバネッサが全体的に抑えた演技な気がしてちょっと物足りないだけですね😅

映画館で撮りました🙂