ぼったくりに負けない

be water myfriend by李小龍

シーツを入れろ

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読んでくださりありがとうございます。
皆様、本日もお疲れ様でした🙂
今回は、先日イオンシネマみなとみらいで鑑賞した映画「オッペンハイマー」について感想を書かせて頂きます。
タイトルは、オッペンハイマーの台詞よりです。
ネタバレしていきますので、未見の方はご注意下さい。


監督はクリストファー・ノーラン、主役のオッペンハイマーにはキリアン・マーフィ、オッペンハイマーの妻キティにはエミリー・ブラント、原子力委員会議長ルイスにはロバート・ダウニー・Jr、オッペンハイマーを雇う軍人のグローヴスにはマット・デイモン、オッペンハイマーと関係をもっている女性ジーンにはフローレンス・ピュー、軍人パッシュにはケイシー・アフレック、オッペンハイマーの同僚アーネストにはジョシュ・ハートネット、オッペンハイマーに助言するボーアにはケネス・ブラナー、ヒル博士にはラミ・マレックですね。 




優秀な物理学者であるオッペンハイマーは、政府のマンハッタン計画で原爆開発プロジェクトのリーダーに。
3年と莫大な資金を費やし、ついに原爆を完成させた彼ですが…。
ナチスに使うはずだった原爆は、日本の広島と長崎に投下され、多数の民間人が犠牲になります。
結果的に大量破壊兵器を生みだしてしまった彼は、やがて意見の相違があったルイスとの対立が決定的になり、ソ連のスパイとして告発されます。

本編は、オッペンハイマーが狭い部屋で尋問されている現在と、原爆開発から完成までの過去編を交互に映し出します。
その過程で、様々な問題に直面するオッペンハイマー。
彼の葛藤と苦悩が、キリアンの表情や瞳ににじみ出ていました。
大統領との面会での「私の手は、血塗られているように感じます」という台詞も、それを物語っていますね。
アカデミー賞主演男優賞も納得の演技です🙂
特に、キティと結婚してからも関係が続いていたジーンの死を知り、森かなんかでうずくまるシーンは秀逸でした。
ラストのなんとも言えない表情のカットも、
彼が「自分のしたことは正しかったのか❓」と自問しているように見えます。

ロバート・ダウニー・Jrもこの映画でアカデミー助演男優賞を受賞しましたね。
中盤で、オッペンハイマーの告発は彼が仕組んだことだと明かされますが、最終的にはオッペンハイマーの嫌疑は晴れます。
彼は閣僚を目指していたようですが、ヒル博士が告発は彼が仕組んだと証言したことで不承認に。
彼は公の場でオッペンハイマーに恥をかかされたことがあり、それを恨んでいたようです。
各方面に根回しし、オッペンハイマーを追い詰める執念深さを表現したダウニー・Jrの演技も、なかなか良かったと思いますね。

エミリー・ブラントは今回はわりと厳しい表情が多めでした🙂
演じるキティが28歳で未亡人になったことを思えば、当然ですかね。
ここぞというときに、しっかりオッペンハイマーを支えていた印象を受けます。
尋問シーンの後半では、ルイスの息がかかった意地悪な質問を繰り返すジェイソン・クラーク演じる検事を相手に、やり返す強かさを魅せてくれます😀

ジーンを演じたフローレンス・ピューも、精神的に不安定な女性を好演。
最終的に彼女は自殺してしまいますが、果たして彼女の生涯は幸せだったのでしょうか❓
ホテルでのオッペンハイマーとの会話が胸に残ります。
「あなたは用があると私のところへ現れ、また去っていく」

マット・デイモンもオッペンハイマーを原爆開発プロジェクトのリーダーに任命するグローヴスを好演しています🙂
最後の実験前、オッペンハイマーへ
「世界を破壊するな」と言うシーンは良いですね。



以下はあくまでも私個人としての見解です。

やはり、広島と長崎で原爆を投下されている日本としては、確かに複雑な感情は抱きます。
被爆された方々や、犠牲になった方々を思うと、本当に胸が痛みます。

かなりデリケートな問題であり、日本公開が遅れたのも理解できます。
ただこの作品自体は、1つの映画であると私は思ってますので、アカデミー賞7冠に輝いた本作を一映画ファンとして観ることが出来たのは良かったですね。

3時間の長編ですが、それほど長さを感じなかったです🎬
ノーラン監督の手腕でしょうか。


ここまで付き合ってくれた方、ありがとうございます!
スターやブックマークしてくださる方、ありがとうございます!
それでは、日本からぼったくり被害が減ることを願って、また!


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