ぼったくりに負けない

be water myfriend by李小龍

才能を活かすEQ

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遅い時間に失礼します。
読んでくださりありがとうございます。
皆様、本日もお疲れ様でした🙂
今回は、ダニエル・ゴールマン氏の著書 
土屋京子氏 訳「EQ こころの知能指数」について、感想を書かせて頂きます。
タイトルは、第六章から取りました。


私が読んでて印象に残った箇所は、
【第八章 社会的知性】の【情動は伝染する】の部分ですね。
一文を紹介しますと
ベトナム戦争が始まってまもない頃のこと、アメリカ軍の一小隊が水田にうずくまってベトコンと激しい銃撃戦を展開していた。そこへ突然六人の僧が現われ、一列に並んであぜ道を歩きはじめた。完璧に平静な空気を漂わせて、僧の行列は銃弾の飛び交う中を進んでいく。
「右だの左だのキョロキョロしないで、ただまっすぐ歩いていくんだよ」現場にいたアメリカ兵のデイビッド・ブッシュが回想する。「不思議な感じだったな。誰も撃たないんだ。坊さんがあぜ道を渡り終えたら、急に戦う気がしなくなっちまった。なんだか今日はもうこんなことヤメだ、って感じで。みんなも同じ気分だったにちがいない。みんな、撃つのをやめちゃったから。その日の戦闘は、それでおしまいになった」
激しい戦闘の真っただ中で兵士たちの戦意を喪失させた僧たちの腹のすわった平静さは、「情動は伝染する」という基本原理をはっきりと見せてくれる】

と、あります。
映画のワンシーンみたいな話しが、現実にあるんですね。
この僧たちの行動はなかなか真似できるものではないと思いますが、著者さんの言う通り情動は伝染するという事がわかりますよね。
戦場という、ある種特殊な環境でも伝染するというのは凄いことです。

となると、例えばある集団で中心的な人物が発する雰囲気や態度は、すぐにそれとなくまわりに伝染していくという事になりますよね。
職場の雰囲気にも当てはまるのは容易に想像できます。
私は一職員ですが、自分が思う以上に態度や振る舞いがまわりに影響を与える可能性があると考えると、反省とともに身が引き締まります。
私もなにか腑に落ちない事があると尾を引くタイプなので、そこは表に出さないよう気をつけなければと思いましたね。

本書も、一ページ辺りの文字数が多く骨太な本でした😅
96年に書かれた本ですが、充分現代にも通ずる内容です。
特に、後半で解説されてる虐待を受けている子供が他の子供に対してどういう行動をするのか、という部分では親の責任について考えずにはいられません。
自分がもし子育てする立場になったら…忘れてはいけない内容だと思いました。


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ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!
スターやブックマークしてくださる方、ありがとうございます!
それでは、日本からぼったくり被害が減ることを願って、また!



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