ぼったくりに負けない

be water myfriend by李小龍

「はみ出す人」こそ時代をつくる

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遅い時間に失礼します。
皆様、暑い中お疲れ様です🙂
今回は、アダム・グラント氏の著書、シェリル・サンドバーグ氏解説、楠木建氏監訳の「ORIGINALS 誰もが人と違うことができる時代」について、感想を書かせて頂きます。
タイトルは、PART6の項目名から取りました。

私が読んでて軽く衝撃を受けたのが、PART4「賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ」の中で述べられている、「良いアイデアは放置から育つ」という部分ですね。
一文を紹介しますと
【課題をすぐさま開始し、休憩したのちふたたび課題にとりかかった場合、すでに課題が進みすぎていて新しく考え直すことが出来なかった。課題のことをいったんちょっと考えてから、意図的に先延ばしにしたときにだけ、意外な可能性にまで考えがおよび、面白いアイデアが生み出された。
ある特定の戦略に固定するのではなく、さまざまなパターンを考える時間を作ることができたのだ】
中略
【ただし先延ばしが、必ずしも創造性の起爆剤になるわけではなかった。
つまり、もともと大きな問題を解決する意欲をもたない従業員は、先延ばしをしても問題解決が遅れただけだった。一方で、新しいアイデアを生み出すことに情熱がある従業員は、先延ばしにすることが創造性のきっかけになっていた。
先延ばしは「生産性の敵」かもしれないが、「創造性の源」にはなる。
現代のわれわれは、産業革命プロテスタントの労働倫理がもたらした、効率性への異常なほどのこだわりにとらわれているが、そのずっと前は、先延ばしにすることのメリットが文明のなかで認められていたのだ。
古代エジプトでは、「先延ばし」を意味する二つの異なる動詞があった。一つは「怠惰」、もう一つは「好機を待つこと」を表す言葉だった】と、あります。

この意図的に先延ばしにする、というのは日本ではあまり考えられない思考ですよね。
どの業界も人手不足の中、毎日業務をこなし、その中で突発的な事態も起きその対処にも追われ、という状況が多いのではないかと。

頭の片隅に課題を置いたまま、あえて別な事をすることで、それが創造性のきっかけになりうる‥これはすごい話なのではと思いましたね。
実際は課題に期限があったりして、全てに適用するのは厳しいでしょうが、応用できるパターンも必ずあるでしょう。
なんでもかんでもすぐさま手につけるのは、生産的ではあるが創造性にはつながらないということは、覚えておこうと思います。

他にも、PART7「ダメになる組織、飛躍する組織」の中で書かれている「新しい価値観を生み出す人の3つの特徴」という部分も参考になりました。
【世界を創造するものは、自主的に考える人であり、「好奇心が強い」「まわりに同調しない」「反抗的」の3つの特質がある】と書かれています。
きっとスティーブ・ジョブズもこの特質を持っていたのでしょう。

結構骨太な本ですが、内容はわかりやすく書かれており、読み進めるのが面白かったです。
「ふつうの人々」が、オリジナルな何かを実現させるために、という本書のコンセプトも、私は好きですね。
これらに興味のある方は、手にとってみるのも良いのではないでしょうか。
商品のリンクを貼らせて頂きます。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます!
はてなスターつけてくれている方々、ありがとうございます!
それでは、日本からぼったくり被害が減ることを願って、また!

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