ぼったくられた男の日常

日記と映画、読書の記録 好きな言葉は「be water my friend」by 李小龍

書籍:なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか、より「全員が成長する文化をつくる」

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読んでくださりありがとうございます。
本日もお疲れ様です🙂
今回は、ロバート・キーガン氏
    リサ・ラスコウ・レイヒー氏の
    著書
    中土井僚氏 監訳
    池村千秋氏 訳
    英治出版より出版
「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」
の感想を書かせて頂きます。
タイトルは、序章より取りました。
文字数は、約1400です。

この本は
「発達指向型組織」
と呼ばれる3つの企業がもつ特徴的な文化を、一般企業との違いなどに照らし合わせながら、実際にそれらの企業の成長とどういう相関があるのか検討していく内容でした。
読んでいくと、そもそもこの3つの企業は失敗に対する考え方がまるで違う印象を受けます😳
一般的にいって、失敗すると
「能力不足」
「無価値」
「仕事が出来ない人間」

とみなされると多くの人が思っているかと🤔
しかし発達指向型組織では口でいうだけではなく、本当に 
「失敗を成長の機会」
と捉え、寛容です。

一方では、担当している業務に慣れてきたと思ったら、すぐに新しいポジションを与えられて、また一から覚えていかなければならないという、次元が違う忙しさもあるようですが。  
しかし3つの発達指向型組織は、それぞれの業界で目覚ましい業績をあげているようで、その取り組みには確かな価値があることを疑う余地はありません。

中でも印象に残ったのは

「出社するときに、自分の人間性の一部を会社の入り口に置いて中に入る必要がありません。会社の内側でも外側でも同じ人間でいられるのです」                         


というある人の言葉でした。
これはもの凄く貴重なことなのではないでしょうか🫡
自営業で自分が店主とかならまだわかりますが、この人はある部門のグループのトップです。
その人が、
「会社の内側でも外側でも同じ人間でいられる」
というのはなかなかないでしょう。
この企業の素晴らしさが垣間見えますね😀
ちなみに私は、会社に着いたら人間性の一部を職員通用口に置いてきてます。
だからこそ、社員を辞めたとも言えますが…それはまたの機会に。

職場についた時に別の自分を演じずにいれる会社がこの世に存在するとは、驚きを隠せません。
そのような職場を作れたら、その企業にとっても従業員にとっても、将来計り知れない価値をもたらすといえるでしょう🤔
実際、発達指向型組織への変容にチャレンジしてる企業も出てきているとのこと。

著者さんらは序章で

組織に属しているほとんどの人が、本来の仕事とは別の「もう一つの仕事」に精を出している。


中略

大半の人が「自分の弱さを隠す」ことに時間とエネルギーを費やしている。

と言っています。
この「もう一つの仕事」
は確かに世界中で日常茶飯事なのでしょうが、今後「本来の仕事」
との比率が変わってくれば、人間はもっといろんなことを成し遂げられるのではないかとさえ思いますね😀
1ページあたりの文字数は多く、読み終えるまでに骨が折れましたが、その価値はある組織論の1冊でした👍

同著者さんの
「なぜ人と組織は変われないのか」
の感想はこちらです⬇️


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